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2014年2月25日 (火)

自転車専門店としての品質管理

ご覧いただきありがとうございます。

スポーク日吉店です

今回は、真面目に自転車店のお仕事内容をちょっとご紹介します。

「自転車なんかどこで買っても同じだ。」

「ちゃんとメーカーが組みたててんだからたいして違わないよ。」

これらはすべて間違いです

自転車は一般的な工業製品とは違い、各販売店で組立調整を行います。

ペダルつけて即販売なんてことはできません。

メーカーさんから届くのは完成品ではありません。

材料が届くという感覚です。

よって、そのまま販売するというのはリスクが高すぎます。

工場出荷の状態は、皆さんが思うほどの精度で組上げられていませんし、そもそもまったくといっていいほど未調整です。

部品の付け忘れ、ボルトの締め忘れなど、時間に追われてのライン作業ではこれらのミスは当然発生します。

これはメーカーさんとしてはあまり広めてほしくない事実かも知れません。

なぜなら、表向きはちゃんと造ってることになっていますからね。

完全な整備済の自転車を製造しているメーカーなんてまずないでしょう。

つまり自転車の品質はお店のスキルに左右されてしまうということです

納車の説明もちゃらんぽらんにしかしていないお店もけっこう多いそうで、

使い方をほとんど知らないまま使ってる方の多いこと!

たとえば、

「ハンドルロック?何それ???」

「ケンケン乗りダメって???、何か問題でも?」

「まだ半年しか経っていないのに空気がこんなに減ってる!」

「盗難補償の加入手続き?そんなの聞いてませんけど・・・」

何かあってから説明書を開けるて見るのでは手遅れになることもあります。

どれだけこだわって組み立て整備をしてるか少しでも理解していただけると幸いです。

Gym1

これは入荷した状態。

一見このまま乗れそうに見えます。

Gym2

まずはハンドル廻りを分解。

案の定チャイルドシートの取付ボルトは不均一に締め付けされていました。

タイヤに対してハンドルが左に向いて締め付けられていたので調整が必要です。

ブレーキレバーの角度、変速操作部分の角度、電源パネルの角度を調整します。

Gym4

そのまま加圧すれば大丈夫そうなタイヤも空気を抜いてみればこの通り。

バルブの位置がずれたままです。

このまま乗るとチューブが傷み、バルブがもげてしまいます。

かなりの確率でこうなっています。

タイヤ内部に金属片がないか、リムバンドがずれてチューブにニップル(ネジ)が当たっていないかをチェックします。

ビードラインを見ながら適正なエア圧に調整します。

車輪の振れ取りやセンター出し作業もこの時行います。

Gym6_2

リヤキャリヤ取付ボルト。

ここが外れると後ろのチャイルドシートがひっくりかえって事故につながります。

ナットを緩め、ボルトを締めこみ、再度ナットを締め込みます。

Gym7

リヤキャリヤの後ろ側。

同じ方法でチェック。

Gym8

リヤキャリヤの脚部分です。

お子さんの体重がかかる重要な箇所です。

裏側の13mmナットを緩めてからボルトを締め込み、再度ナットを締めこみ。

Gym9

リング錠取付ネジの増し締め。

使用後に緩みが発生しやすい部分なのでしっかりチェック。

キャリヤの溶接ひずみ等で左右の取付面が不均一になりロックできない場合があります。

そんなイレギュラーも、ちょっとした作業ですぐ解決します。

Gyma1

バッテリーのロックシリンダー部分。

ここもいずれ緩む箇所なのでしっかりとチェック。

走行中にバッテリーが落っこちたなんてシャレになりませんからね。

Gyma2

スタンド連動式ハンドルロックの調整もこの通りダメダメです。

ワイヤーの引っ張りがぜんぜん足りません。

これでも一応ロックはかかりますが、ワイヤーの伸びが出たら即アウトです。

Gyma3

サドルの高さ調整をする際シートピンを回しますが、サビによる固着防止のためネジ山と当たり面をグリスアップ。

サドルの角度、前後位置の調整はこの後に行います。

Gyma4

化粧カバー類を外し、スムースにハンドル操作ができるよう配線の取り回しをやり直し、コネクタの接続部分をチェック。

モーターマウントボルトの固定確認を3箇所。

Gyma5

左右クランクのフィキシングボルトの固定確認。

Gyma6

チェーンテンショナーの軸間距離が規定寸法範囲内になるよう後輪の前後位置を調整しチェーン長さを設定します。

Gyma7

ブレーキワイヤーが走行中に切れたりしにくいいようグリスアップ。

前後ブレーキの効き始めがタイミングが同じくらいになるよう各ブレーキを調整します。

前ブレーキは音鳴りしないようにブレーキシューにトーインをつけてセッティングします。

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変速機の調整。

チェーンジョイントの確認。

ライトの照射角度。

リフレクターの取付角度。

バッテリーの着脱チェック。

電源を入れての各機能の動作チェックなどを行います。

Gym3

チャイルドシートを取付て、各部分の操作をし異常がないか確認。

など・・・・・

今回ご紹介したのは全作業のうちほんの一部です。

当店でお求めいただいた自転車の定期点検も、ほぼ同じ内容の作業を無料で行っています

定期点検は無期限で何度でも受けられます。

当店は決して激安店ではありません。

価格ではディスカウントやネット通販に負けます。

でも購入後のサポートには自信があります。

ご購入いただいた方には余計な出費が無いように、精いっぱいお手伝いさせていただいています。

近所で買う」というメリットを最大限感じていただけるようアフターフォローさせていただきます。

安ければ安いほどいいという風潮はもう過去のものだと思います。

安売りバンザイには共感できません。

コストカットがどういう結果を招くかは悲惨な事故のニュースなどを見ればわかりますよね。

専門店は安心も一緒に販売しているのです。

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