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2012年9月16日 (日)

スポーツ車に多いトラブル事例 ハンガー折れ

ご覧いただきありがとうございます。

スポーク日吉店です

スポーツサイクルに乗っていると様々なトラブルに出くわします。

中でもハンガー折れというトラブルは初心者の方に非常に多いトラブルで、大怪我につながる場合がありますので注意が必要です。

特に、駅やマンションなどの駐輪場に駐輪される方は要注意。

ハンガー折れは、倒される可能性のある場所に駐輪する方に多いトラブルです。

自転車好きで室内保管されている方は、ほぼこのトラブルは起きません。

自分では大事に扱っているつもりでも、隣に駐輪している方が必ずしもそうとは限りません。

自動車と違い駐輪場での自転車は粗末に扱われることが多く、蹴飛ばされたり、将棋倒しの下敷きになったり憂い目にあっています。

中には買ったその日に壊れて「不良品だ!」と怒られることもあるようですが、原因は他にあります。

また、スポーツサイクルは使い方によっては大怪我につながる場合がありますので、納車時の説明はきちんと受けてください。

これからスポーツサイクルの購入をご検討の方は、後述のチェックポイントを押さえておいて必ず定期的に点検を行ってください。

Dsc09692

これがハンガー折れの状態。

見るからに無惨。

幸いこの方は大事には至りませんでした。

低速で走行中、坂道に備えてシフトダウンしたところ突然後ろからカランカラン~ガラガラッと音がしたので止まったらこうなっていたそうです。

Dsc09696

このように完全にちぎれています。

Dsc09770

こちらがハンガー、他にディレーラーハンガー、リプレーサブルハンガー、リヤエンド、ディレーラーエンド、リプレーサブルエンドなどいろんな呼び方があるようです。

メーカー、車種、年式によって形状が異なりますので、かなりたくさんの種類があります。

鉄(クロモリ)フレームのハンガーはフレームと一体ですが、アルミフレームの場合このように別パーツにしてあります。

鉄系素材のフレームのディレーラーハンガーは、素材の特性上変形しても専用工具である程度修正(曲げ戻し)が可能です。

ただし、曲げ戻しには限界があり、素材自体の降伏を超えない範囲で作業を完了させる技術が必要です。

いっぽう、アルミ素材の場合は塑性特性が強く、修正すると破断に至るることが多いため、フレームを保護する目的でパーツをリプレーサブル(交換可能)方式を採用しています。

通常、ディレーラーハンガーはフレームよりも弱い素材でつくらています。

フレームより強い素材でつくると、転倒時の衝撃を逃がすことができなくなり、フレームが破損してしまうからです。

つまり、力が加わると変形するようにつくられています。

転倒するとハンガーが変形し、気づかずそのまま乗っていると今回のような破損に至ります。

折れてしまうと、そのフレームは使用できなくなるため普通は交換可能なこの方式ですが、一部の廉価車はアルミなのにエンドがフレーム一体式のものもあるようです。

Dsc09693

ハンガー折れする可能性のある自転車は後ろ変速機の赤い印のところに転倒によるキズがあります。

右側に倒したり、倒されたり、ぶつけたりとキズの原因は様々ですが衝撃でハンガーが変形します。

駐輪中ずっと見張っているわけにはいきません。

ご自身で倒したことがなくても、他の誰かに倒されていることがあります。

走り出す前にローギヤに入れて、車輪に巻き込まれそうな場合はロー側のギヤは使わないでください。

Dsc09771

これが後ろから見たところです。

印のところがディレーラーハンガーです。

変速機の出っ張り部分に右側から力が加わると・・・

Dsc09772

ディレーラーハンガーが「くの字」に変形しスポークとの間隔が無くなります(矢印の部分)。

トップギヤ(小ギヤ)に入れている時はいいのですが、ローギヤ(大ギヤ)にしたとたん車輪に変速機が巻き込まれハンガーが引きちぎられます。

もちろんバランスを崩して転倒する場合もあります。

心配な方は以下のチェックポイントを確認してください。

後変速機にキズがある方。

後変速機をローギヤに入れた時「カランカラン」と音がする。

駐輪場で自転車が倒されていた形跡がある(グリップやペダルサイドのキズ)。

ひとつでも該当項目があれば購入店や最寄店で即点検を受けてください。

Dsc09697

スポークに絡まったせいで車輪にもダメージが残ります。

スポークが少し変形していますが、ここに変速機が引っかかっていました。

今回のケースでは、ハンガー交換、ディレーラー交換、車輪の修正を行いました。

もっとひどい場合は車輪交換、チェーン交換、変速ワイヤー交換などが必要になることもあります。

スポーツサイクルはママチャリ感覚で扱えるものではありません。

安全のため、製品の特性を理解した上でご使用ください。

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