« ロイヤルチャイルドシート | トップページ | 空気の入れ方 »

2008年6月 5日 (木)

こんなのありえません・・・

Dsc05887

持ち込みの修理車です。1年前に近所のディスカウント店で購入されて1年半で自転車の心臓部ともいえる部分が壊れました。

銀色のネジの部品が成型不良で車体に対して斜めにしかねじ込めないのです。

ペダルをこぐのは重たいですし当然壊れます。

中からはサビて粉々に砕けたベアリングがボロボロいっぱい出てきました・・・。

このケースは最近多く、これで4台目です。光り輝くBA○のマーク、安全マークはついていても安心ではありません。とりあえずこれがついていれば大丈夫と誤解されている方も多いと思いますが決して高品質の証しでもありません。一定の基準さえクリアしていればあとは手抜きできてしまうんです。

あるメーカーさんの営業マンが中国の自転車工場を見学した時のお話をしてくれました。

通常、日本の工場ではネジを取り付けるときには手で2山ほどねじ込んで、それから機械で規定トルクまで締め込みますが、むこうは違います。機械にネジを取り付けて、そのまま木ネジのごとく斜めにネジが入ろうがネジ山がつぶれようがお構いなしにとにかく締め込みするとのことです。

できあがった自転車はとくに整備もされずディスカウントやスーパーの店頭に並んで販売されてしまいます。しかもBA○マーク付きで・・・。

スポーツ自転車店と一部のお店を除くと一般的に自転車専門店でもこの部分の調整はしない場合が多いそうです。分解作業が非常に手間だからです。他のメーカーさんがたまたまこの調整作業をしているところを見て「えー!そんなところまでするんですかっ」って驚いていました。

でもこのひと手間をなくすと不良品を販売してしまうことになりますので当店では1台1台例外なく調整しています。

完璧に不良品を無くすことは無理だというのも理解できます。しかし減らす努力をしないのとは意味が違います。自転車の形をしているだけの自転車モドキは驚くほど安く、魅力的な装備内容ですがそこが落とし穴です。くれぐれもだまされないように気をつけましょう。

|

« ロイヤルチャイルドシート | トップページ | 空気の入れ方 »

修理車図鑑」カテゴリの記事