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2008年6月14日 (土)

マッハワンの組立風景

(マッハワンの整備風景)

Dsc06088

プロフィール欄にもありますように、わたくし先祖代々職人系ですので少しでもおかしなところがあると見て見ぬふりできないんです。

時折自分の性格にくたびれたりしておりますが、原因を突き止めたいという研究心からやらないと気が済まないので1台組み立てるのに数日かかったりすることもあります。

輸入品にありがちな典型的な品質ムラ(不良品ではありません)の一例をご紹介します。

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これはペダルがくっついているクランクという部分で、一つ上の写真の床に転がっている歯車のついた部品です。写真の赤い矢印のところに隙間があります。製造工程でロックリング(固定ネジ)を締め忘れて歯車にガタがあります。

このまま納車してしまうと、乗ってるうちに歯車のガタつきが大きくなりチェーンが外れやすくなってしまいます。

アメリカンボトムブラケット(このタイプのクランク)に多々あるケースですが、締め忘れているかどうかは分解して増締めしてみないと判断できませんので例外なくオールチェックです。

緑の矢印の部分はグリスがまったく塗られていません。

ベアリングの付近にサビが発生すると厄介なのでグリスを塗布します。

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こんどはチェーンカバーが後ろの歯車に干渉しています(赤い矢印の部分です)。

干渉するかもしれないというのはメーカーさんもご存じのようで青い矢印の部分に2mmのワッシャを入れてますが、役に立っていません。

また、グリーンの矢印部分にネジを取り付けますが、ネジの先がチェーンに当たってしまいます。

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当店では4mmのワッシャに入れかえることて問題をクリアしています。

すべてのノウハウを何もかも暴露できないのでその他の部分はナイショ・・・。

こうして自転車個々の癖を修正したうえで店頭に商品としてならべていますので安心です。

ある通販サイトで販売価格を抑えるため7分組みや8分組みと言って自転車をメーカー直送で販売しているのを見つけてしまいました。元メーカーの製造ラインで勤務していた私からすると無謀すぎます。

製造ラインでは手元にある部品を本体に取り付けるという仮組み作業しかしません。

当然ライン作業はハイペースですから調整してる時間なんてありませんし、癖直しなんて不可能です。

最終的な組立調整、乗る人の体格に合わせたセッティング、納車説明は販売店が責任を持って行うものと考えています。

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